2022-01-01から1年間の記事一覧

夜の傘

だいぶ前に、夜遅く、雨がいっさい降っていないのに、大きい傘をさして歩いてる男の人を見たんですよ。雨がさっきまでぱらついてたわけではなく、周りの誰も傘をさしていないのに。夜だから紫外線関係ないし。 人に顔を見られたくないからか?て思ったけど、…

地層

光の死んだ夏という漫画がこわ面白かった。「ここはグリーンウッド」の作者に作風が似てる。恐怖シーンの人物の表情がエロこわい。性的体験のかわりに恐怖体験を持ってくる、という表現上の試みを感じる。 化け物に強烈に好きになられて、自分もまんざらでも…

2022/09/30

誕生日/いもうと 父が妹と私の誕生日が言えなかった。自分のと母のは覚えてた。妹に話したら「半年ほど前からちょっとあやしかったよ」と言う。 言葉 桐島洋子の認知症の記事で、桐島かれんが、「母は言語能力が高いから簡単なテストだとクリアしてしまって…

2022/08/08

父の具合だが、頭ははっきりしている。新聞も全部読む。父が好む複数の新聞を取ってるのだが、全部読む。でもそれ以外はやることないから、母が「退屈じゃないの?」と聞いたら、「今、色々考えているんだ」と言う。頭の中は忙しいと。室内に小物入れボック…

目に入らないことと記憶にうもれること

父がまた体調崩した。今回は前よりも重い。昨日、すわ、とばかりにまた介護用品を買いに走った。 でもないんだわ色んなものが。うちの近くのドラッグストア、口腔ケア用品、ないなー、吸い飲み、ないなー、てことで結局アマゾンに頼んでしまった。 で、今日…

夢をみた

こんな夢をみた。 今よりも、もっと、ずっとボケた父を連れて、二人でどこかから鈍行列車で自宅まで帰っている。車両のなかは空いている。車掌から、父が席を3つ使っているのを注意され、「空いてるのに」と口ごたえして喧嘩になる。私が列車を間違えている…

よかった…よくない

今日、スーパーの駐車場で車止めにけつまずいて、はでにすっ転んだんですよ…。擦りむいただけで大した怪我はなかったのですが、その時膝をこすりながら「私でよかった。親なら骨折してるところだ」て考えて、そのあとおいおいおいポリアンナ化が進みすぎてな…

おやすみなさい

夕飯食べて風呂入ってパジャマに着替えてもう布団に入ってる。まだ夜7時半前。風呂入んなきゃな〜と思いながらダラダラしていつのまにか寝落ちして、夜中に無理やり起きて風呂入って、再度寝ようとするけど寝付けない!という日々を繰り返していた。昼間むち…

書類たちに告ぐ

もうたまった書類を前に「終わんない…やる気がおきない…腰が痛い…」って言うの疲れたよ。いかに書類と格闘すべきか、いま一度本腰を入れて考えてみねばなるまいよ。てことで考えたよ。1 書く書類を「紙に」リストアップするよスマホでタスク管理すると「必ず…

ズッコケ時間漂流記

昨日ブログ書いてて思い出した、児童書の「ズッコケ時間漂流記」。少年三人組が主役のシリーズで、漂流記は過去にタイムトラベルするお話。Kindle電子書籍になってるとわかって、すぐに、ここここれは!とポチした。記憶に残ってる部分を開いて読み返してみ…

時をとめる

お茶を飲むということは時間をとめることだ、意図的に生活を停滞させることだから、と江國香織が「泣かない子供」で書いていたらしいです。ツイッターでみかけました。 本を読むことも時をとめると思う。長時間没頭することはなかなかできなくなったが、ほん…

書類たち

ほとんど毎日書類に追われている。空いた時間でやっと2種類仕上げるとその日のうちに3種類頼まれる。ときどき同じ日に5、6種類頼まれることがあって泣きそうになる。同じ書類をたくさん書いて、書きなれてくるとその書式に関しては、あまり苦痛でなくなって…

未練への埋め合わせ

現代思想入門(千葉雅也)をものすごくゆっくり読んでいる。二項対立に、違う視点を持ち込んで、対立を脱構築するのが、現代思想の始まりらしい(理解できてるか確認したいので、引用でなく思い出し思い出し書いております)。脱構築すると、「どっちもどっ…

繰り返し

ある人から要望があったとする。その人を巡る状況は決して悪くない。しかし、その方は更に良い状態を求めて、そうできないのか、なぜできないのか、とたずねる。更に良い状態を目指すにはいくつかの条件が揃う必要がある。私はそれを説明した。残念ながら今…

内側を掘り起こす

服装とレストランの席の話を書いて友達からいくつかコメントをもらった。独りだとぐるぐるして終わるところが、人とやりとりすると、何か新しい考えが浮かんでくるのは本当に面白い。***別の接客のお話。ツイッターの漫画で前に読んだ:宝石店の展示会にふら…

レストランのいい席

体形が小太りなので服装は常に困っており、親戚の結婚式の前に、いい機会だと思ってパーソナルスタイリストさんにお世話になったことがある。スタイリストさんのカウンセリングで覚えているのは、自分の服とか服装の写真とかを持っていったときに、「レスト…

いったん破壊する

千葉雅也さんの「勉強の哲学」を読んでいる(新書の「現代思想入門」が途中で止まっていたが、「勉強の哲学の後に、現代思想入門を読むとよい」という話を見かけて、こっちに鞍替えした)。で、「勉強の哲学」のはじめの30%を読んだだけで、びっくりしている…

あえての夜

夜に文章を書くと、内容が情緒的になりすぎていたり、たいしたことないことを興奮して書いていたりする。翌日読んで後悔して削除したことも何度かある。だけど、今はたくさん書くことをやってみたいので、あえて夜に書いて更新するようにしたい。夜に書くこ…

安請け合い

90年代の古い学園ドラマを観ていたら、こんなエピソードがあった。若い先生が、担任していない学生からたびたび相談をもちかけられる。若い先生は頼りにされるのが嬉しくて、「なんでも言って」「いつでも相談にのるから」的なことを優しい満面の笑顔で何度…

仕事がたまってる

仕事がたまる時期とたまらない時期があって、頼まれる仕事量の違いだろうとずっと思ってきたが、違った。こちらの状態が悪いと普通の量でも仕事がたまるのだった。なにか大きな未解決の問題があり、そのことを常に考えていると、精神状態が超絶悪くなる。そ…

原始的な優しさ

モチモチの木っていう絵本があって、大人になってから読みました。夜一人でおしっこにいけない子供が、じさまが夜中倒れたときに、怖いのを我慢して真っ暗な夜道を走って医者を呼びに行くんです。元気になったじさまは、その子に「自分で自分を弱虫なんて思…

外に出よ

休みの前日、仕事を終えて帰るときは「今週も終わったか…」という虚脱感でしゃきしゃき歩くことができない。ゆっくり歩き、かつときどき立ち止まる。立ち止まって、視線を空の一点に定めると、止まって見えている雲が、実はものすごくゆっくりだけど、ちゃん…

友達

いったんある人と距離を近くしたとする。すると、その人との間に「ん?なんかおかしい」という出来事があったとき、なんとなく言わないで飲み込み、受け入れてしまう。それを何度か経験し、やがて「これは受け入れがたい」て出来事が発生する。丁寧語で文章…

おじいさんと石のお話

その村の、うっそうとした森の先には、小さくつましいお家がありました。おじいさんはそこで一人で暮らしていました。おじいさんには奥さんはなく、おじいさんのお父さんとお母さんはとうの昔に亡くなったので、おじいさんは一人なのでした。でも、小さな山…

あの人は知らないだけだ

仕事を始めたばかりの頃、相手からお話をうかがうときに、私の質問のしかたが下手で反発されることがしばしばあった。例えば、こんな会話。「それはどんな色でしたか?」「黄色でしたね」「その色は青色がかってましたか?」「だからー、黄色って言ってるで…

ない

夢がない。どうしても何をしたい、ということがないのでそちらに合わせます…子供の頃からそんなタイプだった。今までで一番嬉しかったことは何?と聞かれて、何分か考えた結果「浪人のあと合格して親を喜ばせたこと」と答えた。そんなのが一番なの?と思われ…

シナモンロール

「北欧こじらせ日記」というかわいいエッセイ漫画を読んでいます(アマゾンで売れてるみたいです)。北欧が好きで好きで、週末北欧部というブログをつくったかたの本です。北欧関係の会社に務めたあと、今は営業のお仕事をしながら、時々まとめて休暇をとり…

カエル、老害をなす

とある講座で、自分より20歳くらい若い人に苦言を伝えてしまった。この講座はペアの相手のためにフィードバックするという決まりだったが、相手からはフィードバックをもらえなかった。気分を害したのだろう。苦言は相手にとって「老害」だったかもしれない…

ふるえる顎

うちは自営業なので、家族で仕事をしています。 昔、自分の仕事を他人に軽んじられたとき、私はとても腹が立ちましたけど妹が一緒に怒ってくれました。 妹は家族で最もメンタルの安定した人ですが、非常にまれに感情が激すると、顎がふるえます。悲しいとき…

ふやけた紙の錯覚

文庫本を読んでいたとき、表紙が水濡れしてる気がして、本を閉じて確認した。…大丈夫だ。読書にもどってしばし後、やーっぱり、なーんか、表紙が水でふやけてるような気がする。お茶がついたか?でも、見るとぬれてない。あれ、人差し指の腹が、虫に刺されて…