ローカルの人付き合いをサボりまくった結果

学生時代の同級生と久しぶりに話す機会があった。おもえば、高校時代は脊髄反射的な会話しかできなかった。こう言われたからこう言った、というただそれだけの会話だ。内容だって、なになにのテストがさー、とか誰それさんがさー、とか。その日の出来事と噂話くらい。

なんか、そういう話しかしてなかった人と、とんでもなく久しぶりに話すと相手の大人っぷりに驚く。

隠れ家的な美味しいお店を知っている。お店の人とお友達のように話す。お店の人に私を紹介してくれる。お店で売ってる調味料を私にお土産に買ってくれる。

すいません。ほんとすいません。私これら↑のこと、全くできません。

ほんでその人の空いたグラスにビールを注ごうとしたら、「注ぐの下手そうだからいいわー」と言われて自分で注がせてしまった。

いっぱい話したのだけど、相手はほぼ仕事の話。聞いてくれるから私も話してしまった。

で、料理って作ってる?なにかの流れで聞かれて「作らないよー。実家住みで、ただいま~って帰ったら、母のご飯か買ってきたお惣菜食べてるよ…高校時代とあんま変わらん生活よ?」と言ったらめちゃくちゃ笑っていた……。

もしなにか困ったことがあったら、良い弁護士さん紹介してあげるから、とも言われたな。幸い弁護士さんにお世話になる機会は、今のところないのだけれど。

私の仕事って汎用性のない仕事である。ニッチで、私には人脈もない(困ったときは紹介してあげるからとか、できない)。話も別におもしろくない。鋭いわけでもないし。自宅でも日々昼寝してボケーッとして、気が向いたら文庫本読むくらい。こんな本読んだよーみたいな話は飲み会ではあんまりできないしなぁ。

この人は何が楽しくて私を飲みに誘うのかと思ってしまった。地域社会を大切にしたいと言っていたから、むしろ、地域のお店にお客さんをちょっとでも増やそうと思って誘ってくれてるのか?仕事柄すべての人付き合いが仕事に繋がりうると言っていたから、広い意味での営業なのか。

人付き合いをさぼっていると、久しぶりに人に親切にされたとき、異常にびびってしまう(普段ネットでよく話してる人は別)。何を見返りに渡せばいいのか、なにもないぞと警戒してしまう。急に家に入れられた野生動物みたいな感じか。

とにかくあんまりリラックスできないのであった。