父の具合だが、頭ははっきりしている。新聞も全部読む。父が好む複数の新聞を取ってるのだが、全部読む。
でもそれ以外はやることないから、母が「退屈じゃないの?」と聞いたら、
「今、色々考えているんだ」
と言う。頭の中は忙しいと。
室内に小物入れボックスが置いてあるのだが、急に母を呼び出したかと思ったら、
「寝てる間にあの箱の角が食い込んだら痛いだろう。どかすように」
だって。へえへえ。暇だから見える範囲をくまなく観察しているようだ。
膝を痛がるが、湿布は嫌がる。剥がすとき痛いからだ(剥がす痛みを我慢しない)。で、ロキソニンゲルを買ってきて塗ったら、良いようだという。よかった。
母が言う「痛くてうめき声を出すような状態でないのがありがたい」と。食欲あるし。
どうも深刻みがない。淡々と進む日常て感じ。始まりはこんなものなのかも。でも、母も私もいったん昼寝してしまうと深く眠る。