友達

いったんある人と距離を近くしたとする。すると、その人との間に「ん?なんかおかしい」という出来事があったとき、なんとなく言わないで飲み込み、受け入れてしまう。それを何度か経験し、やがて「これは受け入れがたい」て出来事が発生する。丁寧語で文章を送る。少し話し合う。これ以上言うと不毛な喧嘩になると思う…もうやめよう。結局距離を置く、みたいなことになる。

本当に距離が近いなら「それは無理」「それはおかしい」って出来事があったときに、はじめから、相手にそう言えばいいのではないか。でも言えないのよね。

距離が近くて何でも話せる関係って、私にとっては幻想だと思う。何でも話せる友達というものは、私には作れない。

友達は、少し距離があって、すべてを受け入れたりすべてを言ったりする必要はないけど、なにかのときにはある程度ドライに意見できる、そんな関係のほうが長続きするように思う。

少しだけ距離がある方が、気の合うところと合わないところがあるね、それでも合うところがあるから楽しいね、って確認しやすいから。

その代わり、自分の中になにか葛藤があって苦しくて誰かに聞いてほしいってなったときは、あちこちに小出しに書いたり話したりすることになる。距離の近い人がいないから、ディープに吐き出せないので、苦し紛れに童話にしたりする。もーこれ仕方ないな。

追伸)
お金を払ってカウンセリングの先生に聞いてもらうとか、そういうときしか心にあるものを全部話すことはできない。プロの人は「絶対に」否定しないからなぁ。

追伸2)
その時言わないであとから言う、ってやっぱりよくないんですよね。言われた側からすると「その時言ってよ」「じゃああの時も、その時も、そんな気持ちだったの?」て思いますもんね。