夢をみた

こんな夢をみた。

 

今よりも、もっと、ずっとボケた父を連れて、二人でどこかから鈍行列車で自宅まで帰っている。車両のなかは空いている。車掌から、父が席を3つ使っているのを注意され、「空いてるのに」と口ごたえして喧嘩になる。私が列車を間違えているのに気づき、父を連れて列車を降りる。

 

駅のホームでスマホを操作し、乗換検索を繰り返すがうまく出てこない。その駅のホームには小さいパン屋さんのカウンターがあり、店員さんに父がよくわからないことを話しかけると笑顔で応対してくれる。父をベンチに座らせたあと、パンを買いながら「優しく話してくれてありがとう」とお礼を言う。

 

そのうち、乗るのはこの路線で良いが、今日は事故か何かで途中運転見合わせだとわかる。とりあえず列車に乗って行けるところまで行くことにする。

 

乗り直すと今度はまあまあ混んでいる。電車なのにバスみたいな席の並び。空いた席に父を座らせ、自分は立つ。父の隣の席の人が嫌がっているように見える。そのとき、父のななめ後ろに座ってる人が、知人だと気づく。父の後ろがあいたので、自分が座り、知人に挨拶する。

 

知人に小声で父の症状を伝えながら、私は泣いてしまう。知人は「まずはご自宅のお母さんに連絡しようよ」と言う。

 

…という夢をみたんだけど、夢診断しやすい気がする。

 

母が元気だから生活が回ってるけど、今の父の状態のもと、母が体調を崩すと地獄を見るなーと思う。母は今までに、そんなに深刻でない複数の病気で5回ほど入院したことがあるけど、二年前くらいまでは父がしっかりしてたから全然問題なかった。毎日見舞いに行ってたし。

 

今何かがあって母が入院したら、コロナ予防で見舞いにも行けないわけで、家で父とサシで過ごさねばならないんだよな。近くから大声で話しかけても気づかないほどの、難聴の父と、それでも何か話しながらご飯を食べなくてはならないんだよな。

 

今、母がすごい大声で父とよく話してくれるから、家の中で父がコミュニケーションとれてるわけで、よくよく考えると私は父に挨拶くらいしかしてない。普通におやすみなさいとか言っても聞こえてないしな…。お!!や!!す!!み!!ってくらいの大声出さないと聞こえてないんだわ。上に書いた夢の中ほどは、ボケていないけど…。

 

追伸)
補聴器は4回作ったけど合わなくて転がしてる。