不安な気持ちの時は、ミステリーを読むとよいらしい。現実離れした事件に没頭できるし、必ず最後に解決するのが精神によいという。
また、悩みが深いときは、外国語の本を読むとよいらしい。外国語を読むのに苦労する分、なかの世界に集中するので、適度に現実から離れることができて良いという。
生活からちょっと引き離す効果のある本が、日常に倦んでいる人の助けになるのだと思う。
私の場合、本についての本がそれにあたる。読書日記とか。本全般が読めないときでも、本についての本は別である。
なんでだろ?て考えてみたのだが、どんなに素晴らしいことが書いてあっても、最終的に「…という本がよいよ」に集約されるのがいいのではないか。
つまり、素晴らしい文言を読んでしまっても、自分を省みる必要がない。本をほしいものリストに入れるだけでよい。それが、保証されている。
あくまでも、人生については読んでないよ、本について読んでるんだよ、というテイである。
そして、実利的なおまけがある。元気になってから、リストをもとにおもろい本を手に入れることができる。
仕事の本なんか、どんなに淡々と書いてあっても、いちいちリアルに経験した事例を思い出してしまって、落ち込んだりする。
そういうのが「絶・対・に、ない!」のが本についての本である(断言)。
おわり。
追伸
ウェブ「本の雑誌」の、「作家の読書道」は作家さんの読書歴を聞くインタビューコーナーである。10年以上前から月イチで更新されてて、多くの作家さんの話が読める(今みに行ったら第1回が2000年9月だった。すごい。)
https://www.webdoku.jp/rensai/sakka/
追伸
読書日記なら読めるとまだ気づいてなかった頃は、PCでずっと「がんこちゃん」の動画を観ていた。モフモフで、歩き方がドスドスながんこちゃんは、正義である。