早く寝なくてはならないのに、どうにも布団に入る気になれない。
こういうときはあれである。本棚の前で目をつむり、右手をてきとうに伸ばし、たまたま当たった背表紙を引き抜く。
目は閉じたまま、ページをパラパラてきとうにめくってこれだというところをひらき、人差し指をてきとうに当てる。目を開け、指先の単語を読む。
“蘇った”。
ほうほう、なるほど。今すぐ寝れば、明日は蘇ったように元気になれるということだな。やはり寝ることにしよう。
なんなんだ?とお思いでしょうが、又吉直樹の広辞苑占いの真似である。
又吉直樹は、芸風に悩む先輩芸人のため、わざわざスタジオに分厚い広辞苑を持参していた。先輩からランダムに指定されたページの、ランダムに指定された単語を読み上げたところ、衒う(てらう)という単語が出た。
てらうとは、“すぐれた知識、才能があるかのようにみせかけること。”
即、先輩に「てらってください」と助言してて面白かった。
広辞苑ないな〜できないな~と思ったが、よく考えたら、本が一冊あればできる。本棚全体でもできる。そんなわけで、ときどき行っているのだった。
…待て。話が戻るが「蘇った」って。
…今晩は目が冴えてるから蘇ったつもりで起きておこう、と考えることもできるな…。
でも書いてる間に時間がたっちゃってさすがに眠くなったから、もう寝よ
(寝落ちして投稿できなかったたので、今朝投稿します)