老いへのひと押し

父は膝が痛いのであまり外出を好まなかったけれど、週2回は家族で外食することにしていました。

午後遅い時間、ちょっと元仕事場に寄り(うち自営業なので)、ちょっと仕事っぽいことをします。その後家族で近くのお店に行って、ご飯食べて帰ります。

これを週2回続けていました。この習慣は父が引退してからだから、10年以上続いていたと思います。

そこへコロナ禍が来て、2019年から一切外食をやめてしまいました。今思えば、これが老いへのひと押しだった気がします。

外で食べるのが楽しみで、職場にも顔をだしていたけれど、「家で食べるなら別に行かなくていいや」となってしまったのですね。

週2回の外食は、短時間であっても父の生活にささやかな変化を生みだし、一週間のリズムを作りだしていたんだなと思います。

それがなくなり、ほとんど歩かないからますます歩くのがしんどくなり、しんどくなると寝てる時間がのびてきて、風呂も億劫がるようになる。

そんなふうに老いが急速に進んだのだなと分析しました。

〈今日言いたかったこと〉
短時間であっても外出できるなら、その習慣は続けたい。コロナ禍だからしかたなかったけどな…。